Yくんも、来年は小学生。
我が家では、Yくんのランドセル選びの真っ最中。
ランドセルは、単なる道具だけではなく、色々な気持ちが込められたとってとっておきの一つですね。
Yくんのランドセルの物語は、遡ること、今から6年前。
義父と長い間一緒に仕事をしていた、立仙さんという女性がいらっしゃいました。
主人が子供のころから近くにいて、主人が漆の仕事についてからは、大きな存在でした。
そして、数年間の闘病の後、Yくんが産まれた翌日に他界されました。
その後、間もなく、立仙さんから、一通のお手紙とYくんへのお祝いが届きました。
病床で用意してくださっていた様です。
生まれたばかりの小さなYくんを抱きながら、Yくんには、立仙さんという愛して下さる人がいると思うと、心強く感じました。
いただいたお祝いを、何に使うか?主人と凄く迷いました。
成人するまで、貯金をしても・・・。
でも、私たちは、小学校に入る節目を選びました。
6歳になったYくんに、きちんと、立仙さんの話をしよう、そして6年間、立仙さんに守ってもらえるように、との想いを込めて。
そんなランドセル。
ランドセルと言えども色々。
やっとお店も決まり。
色はなんとか『黒』に決まり。
上から、コードバン(馬のお尻)・総牛革・人工革。
どの素材も一長一短。
先輩ママさんからは、“男の子はランドセルもポイッと放り投げるし、学校が始まってしまえば、買うまでの盛り上がりが嘘の様”と、聞きますが、やっぱり迷います。
と、迷いながら、
先日、伺ったパティスリー ラ・グリシーヌへ。
私が選んだのは、チョコレートケーキの中にレモンクリーム、周りにはキャラメルのコーティングのケーキ。
濃厚なケーキを希望していた私には、ピンポイント。
レモンの程良い爽やかさも、パティシエの好みが、なんとなく伺えます。
横目には、
もうすぐ終わってしまうと言う、かき氷。
暑さが戻ってきた事を良いことに、主人がオーダー。
マンゴーかき氷の中には、パッションフルーツのジュレが。
一口の味見のはずが、スプーンが止まらなくなってしまいました。
写真は撮りませんでしたが、マカロン好きなYくんが、太鼓判を押す、マカロンだそうです(笑)。
ご馳走様でした。